高耐久性銀ミラーによる反射率の向上と高機能化
光学機器等に使用されるミラーには、通常は「アルミニウム」がコーティングされています。
しかし、その反射率は92%程度と低いため,複数のミラーで何度も反射された映像は暗くなっていました。高反射率で、耐久性の高いミラーが求められていました。
従来のアルミニウムに代えて、反射率の高い「銀」をコーティングし、かつ所定の膜構成にすることによって、高耐久性銀ミラーを実現しました。銀を利用することで、ミラーの反射率を97%まで向上させ、映像も明るく見やすくなり、光源の消費電力も抑えられるため、製品自体の節電も実現いたしました。所定の膜構成にすることで、従来のアルミミラーに劣らない耐久性を実現しました。
種々の金属の特性を利用した高機能性薄膜とすることもできます。例えば、銀膜を蒸着をすることで、アルミニウムよりも高い反射率を実現できます。機能を向上させ、付加価値の高い製品の設計・製造につなげることができます。