IR(近赤外線)カットフィルタによるセンサーの高性能化と信頼性向上
監視カメラや車載用センサーに搭載されるフィルタでは、信頼性が重要です。また、屋外で使用される場合には、ノイズ低減のため、可視光を完全にカットし、近赤外光をよく透過する必要があります。可視光と近赤外線を切り分けるため、カットオフ波長で急峻な立上がりが求められていました。
100層以上にもおよぶ層数からなる機能性薄膜をプラズマを利用して成膜することによって、
高温高湿のような過酷な使用環境下でも特性が維持されるフィルタをこれら製品に搭載することができました。この近赤外線透過フィルタによって、製品の信頼性が大幅に向上しました。
人々の生活の中で安心や安全に関連した機器にも機能性薄膜は大いに活躍しています。
特殊な成膜方法によって製造されたフィルタは高温多湿の厳しい環境下でも、性能を維持し、製品自体の機能と信頼性を向上させています。