UV(紫外線)カットフィルタの活用による高性能化
液晶プロジェクタに使用されている高圧水銀ランプの光には、可視光の他にUV(紫外線)も含まれており、他の光学部品を劣化させてしまうことがあります。より鮮明な映像を映し出すためには、可視光だけを透過させ、不要な紫外線をカットするフィルタが必要でした。
このフィルタには、紫外線と可視光を分けるために急峻な波形が求められます。また使用環境によって波形が変化してしまうようなことがあってはいけません。そのため成膜材料の選定やそれに適したプラズマプロセスの導入によって、ばらつきも少ないUVカットフィルタの製造が可能となりました。
新方式のプラズマプロセスにより、高性能のUV(紫外線)カットフィルタの製造が可能となりました。我々の生活の中でいたるところで存在するUV光を上手くコントロールすることで、光を使用する製品機能をさらに高めることにつながっています。