曲面光学部品への均一蒸着による高性能化と小型化
太陽光発電パネルは、発電効率を上げるため大面積化され、通常は屋根や広大な敷地が必要になります。コストダウンのためには、発電の高効率化に加えコンパクトな太陽光発電システムが求められていました。敷地内や建屋の屋上など面積が限られた場所において、効率的に光を集光して発電させることが求められていました。
小さな面積で高効率な発電ができるシステムとして集光型太陽光発電が期待されています。
そこでは、反射防止膜や高反射ミラーなどの機能を有した薄膜を、曲面形状の光学部品に均一に形成することによって、効率よく集光することができ、発電効率を上げることができます。
製品形状の小型化が求められる場合や、限られた条件で機能を付加することが求められる場合、レンズ形状を平面から立体へ変更することが効果的です。そこへ機能性薄膜を形成することで、効率良く集光することができます。