近赤外線バンドパスフィルタの活用によるノイズ(外光)対策
主に屋外で使用される光学機器においては、太陽からの直射日光や反射光といった不要なノイズ(外光)が入ることによって、機器の誤作動の原因となっていました。また、基材として樹脂材料が利用されている場合には、屋外で劣化してしまうため、耐久性の問題もありました。
ガラス基材と誘電体薄膜という無機材料だけの構成にすることによって、耐久性が高く、
屋内外を問わず太陽光などから入る不要な外光をカットし、必要な信号波長のみを検出します。主に3D画像センサーとして人感/距離センサー、セキュリティや認証システムに利用されます。
ファクトリーオートメーションで無人化・省人化を推進するために急速に普及している画像処理装置や、我々の生活上の安全確保のためにいたるところで見られる監視カメラのような、現代社会で必要不可欠な機器に近赤外線バンドパスフィルタは採用されています。