IRカットフィルタを活用した高性能化と信頼性向上
カメラや光学シミュレータ、あるいは熱の影響を受ける検査機器では、IR(赤外線)をカットして可視光だけを透過するフィルタが必要になります。さらにフィルタを通して被写体を撮影するため、フィルタには異物やキズのような欠陥があってはなりません。
可視光と赤外線の切り分けを急峻にして、赤外線カット帯域を広域にして、熱の影響を最小限にするよう設計しました。このIR(近赤外線)カットフィルタはクリーンルームで成膜しているため、異物などの欠陥は発生せず、製品パフォーマンスを向上することができました。
赤外線のような熱の影響を受けやすい製品には、IRカットフィルタは可視光だけを透過するので、絶大な効果を発揮します。またクリーンルームで蒸着することで異物や欠陥が少なく、カメラ画像をクリアにし、検査機器にも悪影響を与えません。