技術者のつぶやき
台湾移転から1年
岡本光学科技(台湾)の事務所移転から1年が経過しました。台湾のお客様も徐々に増えておりますが、様々なご要望にお応えできるよう積極的なご提案を進め、もっとお付き合いできる機会が増えればと考えております。引き続きご愛願のほどお願い申し上げます。
品質管理
4月1日には新元号「令和」が発表され、その週に東京近辺では桜が満開となりました。
さて、弊社がご提供している機能性薄膜には汚れを嫌う為、製造プロセスで細心の注意を払って作成しております。
例えば、成膜前には超音波による精密洗浄を実施したり、成膜作業はクリーンルームで行ったりしております。
また、成膜後の製品につきましても、厳しい検査を行い、それに合格した物を出荷させていただくなど、品質管理に徹底しております。
洗浄や検査等もご希望に添えるように調整いたしますので、ご相談いただければ幸いでございます。
春は近い?
今年は暖冬という話でしたが、個人的には寒いと感じる冬です。
もう少しで春の芽吹きを感じるのではないかと期待している今日この頃。
機能性薄膜商品の中で高反射・高耐久性の銀ミラーを弊社では、「Hi-Silver」として紹介しております。
「Hi-Silver」と一言で表していますが、お客様から求められる分光特性は多種多様です。
そこで、弊社はお客様とサンプル作製後も打ち合わせを重ねより最適な分光特性に調整してまいります。
高反射ミラーをお探しのお客様、ぜひお問い合わせください。
乾燥
この時期はとても乾燥しやすく、良くも悪くもいろいろな影響が出てきます。
コーティングに関しては、乾燥による「静電気」が問題となります。これに極微小なゴミやほこりが引き寄せられ
その上にコーティングしてしまうと不良となってしまいます。
季節によって作業環境も一工夫が必要です。様々な対策がありますが、やはり日々の掃除が一番大切です。
今年も宜しくお願い致します
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
今年の1月中旬から2月上旬は例年よりも暖かくなる予報が出ております。
年末年始の寒気とも、もうしばらくの辛抱といったところでしょうか。
さて、機能性膜の成膜工程においても、成膜基板を温めることで、より良い膜質になったりします。
お客様のご用途によって、品質の高い機能性膜をカスタマイズさせて頂き、ご提供致します。
冬支度
つい先日までは暑いと感じていましたが、11月も半ばを過ぎ冬直前の季節です。
今年は暖冬の話が出ておりますが、冬になれば気温は低く暖かい日が待ち遠しくなる方もいると思います。
冬となれば暖房機の活躍の季節です。赤く光るヒータは暖かさを感じさせてくれます。
でも、赤くなくとも暖かく感じるヒータもあります。
その秘密は、遠赤外線を活用したヒータです。赤い光も赤外線といわれますが、目に見える赤い光は近赤外線と言われます。
その先に中赤外線・遠赤外線があります。
これらの赤外線はヒータ用途だけではなく、センサーにも使用されます。
弊社の機能性薄膜の製品でお役に立てることがあります。
ヒータやセンサー用途で検討中または今お困りのお客様がおりましたら、ぜひお声をおかけください。
カスタマイズ対応を行っておりますので、お問い合わせください。
プラズマの効果
真空を利用して薄膜を作る上で、プラズマは不可欠です。物質の状態は、液体→固体→気体であるのはよく知られていますが、これに加え第4の状態がプラズマです。身近なところでは雷やオーロラです。簡単に言うと非常にエネルギーが高い状態です。この中でコーティングすると薄膜が頑丈になり耐久性も上がります。機能性薄膜ではプラズマを利用して、どんな環境でも劣化しない高品質な薄膜を目指しています。
高効率化
弊社のHi-Silver®はLED、LD光源の効率UPに貢献することができることが解っております。
発光する物(表示機器・照明機器・投影機器・検知センサー類)に対して、現状以上の効率達成に貢献できるかと考えております。
効率UPは省エネや検知精度向上はもちろんのこと、製品の小型化等にもお役立ちできるかと思います。
モデルチェンジや次期製品のご検討の際には是非、Hi-Silverをご検討いただければ幸いでございます。
非常に暑い日々が続く夏
改めて太陽の強さを一段と感じる夏です。
何やら今年は台風も東から寄せてくる印象があります。
さて、暑さは炎があるからだけではなく、太陽光線の中でも目に見えない遠赤外線の影響があるからです。
冬のヒータでも赤く光っていなくても暖かさを感じるヒータがありますね。
それと同じで、赤くなくとも暖かくなるのが遠赤外線です。
弊社のHi-Silver製品も銀材料の特性を生かして広帯域に高反射の性能を有しております。
また、遠赤外に適した透過フィルタ用途にも適した材料の機能性薄膜製品もあります。
遠赤外線の有効活用でご検討の際には、是非ともご検討ください。
環境試験
最近はプロジェクションマッピングのようなプロジェクターを使った光や映像の演出が多く見られます。
弊社の機能性薄膜部品もプロジェクターに搭載されていますが、いろいろな環境に置かれています。
暑かったり、寒かったり、曇ったり、水やホコリ… と様々です。
どんな環境でも映像が途切れたり乱れないよう、コーティングも頑丈でなくてはなりません。
いろいろな環境を想定しながら製品化することも重要と思う今日この頃です。
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